庵治、室戸岬、足摺岬、佐多岬、今治と廻って「四国の端」はだいたい行ったのですが「東端」にいったこと無いのでいつもの友人と行ってきました。
いつものように日曜の朝、会ってから行く先を決めるというルーズな旅でございます。
(「淡路島の真ん中~北あたり」も良かったんだけど先月行ったからねえ・・・。)
調べると「蒲生田岬」というらしい。
手前に「かもだ温泉」というのがあるらしいのでナビをセットして高松を9時過ぎに出発。
高速を板野で降りて国道55号線をひたすら南へ向かうわけだけど、この道は四国でも屈指の退屈なみちで、ずーっと同じような風景が続いていつもうんざりしますね。
阿南の発電所を過ぎて東へ曲がり岬に向かうのだけど、海沿いの道はわりと小豆島の内海湾のようでそんなに面白くない。
故郷が風光明美というのも考えもんやなあと話しながらさらに東へ向かいます。
道がやや狭いかな。
そして高松から約3時間走り「かもだ温泉」に到着。
眺め良し!。
建物を写すのを忘れたけど、すごく立派できれい。
12時なのでここで昼ご飯。
このところ生ものを食べてないので刺身定食(950円)にしてみましたが、海に近い割にそんなにめちゃくちゃ美味しいわけでもなく普通。
そして温泉ですが、見上げると非常に凝った木造、楕円の小屋組みで「ウミガメ」がモチーフらしいです。
たぶんものすごく手間がかかっているけど、ほぼ100%誰も気がつかないですね。
温泉は、温泉というより「地下水」を暖めました的であまり温まらないタイプ。
けど浴槽とか非常にきれいで好感が持てます。
ちなみに露天風呂の屋根もウミガメがモチーフでこれも作りにくそうな造形となっております。
もっと他にお金の使いようがありそうな気もするけど関係ないのでどうでもいいですけどね。
その温泉の受付のお姉さんはすごく親切で岬への行き方を的確にかつ丁寧に教えてくださりました。
そして記念スタンプも。
そうだ、今日は奇しくも東日本大震災の日だったんだ。
そこから5分くらい東へ走ったら「灯台」の付け根?の広場に出ます。
見ようによってはハートに見えるという石のオブジェがあります。
カップルで来るといいかも。
初老のおっさん二人には意味なし。
せっかく来たので「灯台」まで行ってみようとなりました。
さきほど温泉で聞いていたけどいま海辺の遊歩道が崩れているので岬の最先端の灯台まではこういう臨時の道を通っていきます。
たぶんこのために山を切り開いたようで仮設ですがすごく手間がかかっています。
ぐいーんと登ってグイーンと降りる感じでそこそこくたびれる。
そこから海岸を100mくらい水平に歩き、蹴上の高い階段を130段くらい登ったら頂上の灯台です。
海抜50mくらいを一気に登ることになにります。
もうどうしようもないくらいしんどい。
なんとか気力でたどり着いたかんじですね。
そこから見た海。
島の遥か向こうにはたぶん和歌山。
下は岩礁で室戸岬とか足摺岬とよく似ている。
茫洋とした風景になにか看板とかがあるわけでもなくインスタ映えはしないかな。
けどあんまりここまで来る人がいないと思うので自慢できますよね。
帰りに「道の駅公方の郷なかがわ」の道を挟んですぐ近くの「高市」でスイーツを買って帰りました。
ものすごく遠いのにたぶん4回くらい来てます。
なんか美味しいから。
そして3時間かけて高松へ5時過ぎに到着。
時間がかかったわりに走ったのはわずか270キロ。
今日のひとつ教訓は「温泉は山道を歩いた「後」入ろう」ということです。
温泉に入った後、大汗をかくとすごく損した気持ちになりますね。